世間の納骨周りの事情

スターがちょこちょこ貰えたし、補足というか、蛇足というかを書いてみる。

納骨堂“閉鎖” 遺骨引き取り要請に契約者 戸惑いや憤り 札幌 | NHK

人間の体なんてのは骨壷なんかに納めてないで、最後は土になるようにすべきなのよ。/関東方面は骨壷のまま納骨するみたいだが、関西方面では袋に納めて納骨するらしい。袋で納骨する方が土にはなりやすいよね。

2022/10/25 10:57

私は葬儀とか納骨だとかに関わることがあるのだが、このあたりのお墓では晒で作った袋に遺骨を納めて、お墓のカロート(遺骨を納める墓の中の空間)の蓋を開けて遺骨を入れる。カロートとか納骨室とか呼ばれているのは今調べて知りました。

で、そのカロートに納骨する際にその内部が見えることがあるが、たまに骨壷がそのまま入っていることもある。その場合は骨壷は水が抜け出ていかないので、水浸しになってしまっている。晒の袋の状態で納骨されていれば、袋が劣化して、骨もいずれは自然に帰る(ということになってるが、ググったところによると実際には難しいみたい)

晒の袋で納骨するのは西日本方面の風習らしい。部分収骨するのも西日本なのだがなにか関連があるのだろう。収骨されず残った骨や灰はどうなるかというと、以下リンクに記載があるが、❝残骨灰の取り扱いに明確な定めはなく、各自治体に委ねられているのが現状❞らしい。私の住む地域ではある程度溜まったら、供養して処分するらしい。

治療した歯や人工関節… 火葬場「遺灰」から金プラ 自治体が「換金」の是非(産経新聞) - Yahoo!ニュース

部分収骨する地域は墓の納骨堂も小さか作ってある。入口も部分収骨に合わせて作ってある。灰まで全部収骨してたらすぐ一杯になるのでは。

2022/10/17 08:26

ブコメには納骨堂とあるが、この頃は私は納骨室という言葉を知らなかったんですね。

関東方面で亡くなられた方のお世話をさせてもらったことがあるが、やはり大きな骨壷だったし遺骨もたくさんあったが、遺族の希望で遺骨を全部納骨することになり、で大きな納骨用の袋を用意させてもらって納骨することになった。この地域の納骨室は入り口が縦横25cmもないくらいなので、押し込むようにしないと納骨することができなかった。風習が違うと色々と大変だ。

関東方面の墓のことを以下リンク先で調べたが、納骨の際にはお墓の中に人間が入っていって、7寸(直径約21cm)の骨壷を納骨するらしい。当地方のお墓と全く違うので驚いた。私が関わるのは古いお墓が多いので、納骨室の下は土になっていることが多いが、先日みた新しいお墓では砂が敷いてあった。水が溜まるのも良くないだろうし、合理的なのだろう。

sanwa-sekizai.co.jp

遺骨なんてのは何十年も保存するものではないと思うので、ちゃんと自然に還るような構造にして、だんだんと分解されていくような構造のお墓にしたほうが良いと思う。ビルのようなところに納骨するというのも世の中あるみたいだが、どうなんだろうと思う。別に世帯ごとに墓を作るべきとは思わないが、不自然に保存するよりも、自然と土に帰るような形で埋葬されるのが自然なのではないだろうか。樹木葬とか、海洋葬とか色々あるが、とはいえ葬儀とか火葬とかは地域毎のやり方から外れるようなことをすると揉めそうなので、そうそう自分の好きにはできないだろうけど。