ネットでこういう職業差別の話を目にするが、実際こういう考え方の人間が多くいるのだろうと思うとゾッとする。若年層に多いのかそれとも世代に関わらずいるのか。 / “トイレ掃除の女性を馬鹿にした学生。しかしある男性の一言に彼らは凍りつく…” http://t.co/YMxihxzIru
— strb (@strb) 2015, 7月 22
というブクマがすごく反響あって、リプもいくつかいただいたのですが、なんか違うなー、俺の思ったことと違うなーと思ってモヤモヤしておりましたが、やっと気が付きました。
人の生活を笑うな。
人の嫌がる仕事を云々とか、過剰な感謝とか、素晴らしい仕事です。感謝。とかなんなの。きれいなこと言ってる私美しいとか思ってんのか、ナルシシズムか。
この人は、仕事をお金もらってやってて、それで生活しているだけなんです。家族がどうとか書いてないので、結婚しているかどうかもわかりません。で、元々の仕事はリストラにあってしまっている、と。
まぁ、惨めですよね。一般的に、客観的に見て。でも、惨めだろうがなんだろうが、仕事を探して生活をしてる、すごく当たり前に、普通に生きているだけなんです。それを笑うとは何事かと。多くの人が挫折とか、惨めな思いとかいろんな感情を抱えて毎日仕事して生きてるんですよ、それを笑うとは何事なんじゃと。俺は掃除の仕事をしているわけじゃないんですが、感情移入してしまいました。
俺はこういうふうに自分の生活が、暮らしが馬鹿にされたら嫌だし、馬鹿にする奴らがたくさんいたら怖いわけですよ。俺は俺の中では俺の暮らしはそこそこ楽しく充実していて、そこに他人の評価なんぞ必要ないと思っていますが、心が弱いため影響を受けずにはいられません。このリプにザマァミロみたいに言っちゃう人は、人の不幸を面白がる人なわけですよね。件の若者も嫌だけど、人の不幸にザマァミロと言っちゃう人にも近づきたくない。怖い。
そりゃ掃除の仕事なんかやだよ。賃金も安いし、人に誇ることもそんなないわ。それでも生きていくことの方が大事なんじゃないだろうか。そういう姿勢を笑ったり蔑んだり、俺はされたら辛いな。そりゃ誰しも人からチヤホヤされてうまいもん食ってキラキラしたいだろうけどさ。それだけじゃないじゃない。
Billy Joel - Piano Man - YouTube
"Well I'm sure that I could be a movie star
「なぁ、俺はなろうと思えば映画の花形にもなれるんだぜ
If I could get out of this place"
ただし、ここを出られたらの話なんだ」